» 友永 翔 [山口市移住情報サイト] すむ住む山口

先輩移住者の声

友永 翔 さん

[山口市平井]

産業交流スペースMegriba 施設長兼インキュベーションマネージャー

  • Iターン
  • 創業
  • 地域おこし協力隊
  • 街なか

取材年月:2023年3月

産業交流スペースMeguriba

山口県山口市小郡令和1-1-1KDDI維新ホール1

https://megriba.jp

いつ・どこから・なぜここに?

 島根県の出身で、2022年の7月に地域おこし協力隊として山口市へ移住してきました。以前の職場は関西にある地域貢献に積極的な大学で、経営企画や広報の業務に従事していました。大学自体の考え方に影響を受けただけでなく、フィールドワークを得意とされていた先生とよく一緒にお仕事をさせていただいたことで、地域活性化の重要性ややりがい、面白さを実感し、「次は自分も地域活性化に関わる仕事をしよう」と思っていました。そんな時、山口市が地域活性化を目的とした「南部地域の情報発信」を活動内容とする地域おこし協力隊を募集していると知り、これならぴったりだと応募したのが経緯です。それに、山口市ならば実家のある島根県浜田市と車で行き来できるので、地理的にもベストでした。

地域おこし協力隊ではどんな取り組みを?

 山口市南部地域のSNSと南部地域に移住を検討されている方に向けたホームページの運営により、地域情報の発信を行いました。一般的な商売と違い、売上や利益が目に見えない、いわゆる効果が測定しづらい活動ではありますが、南部地域のいろんな方に取材をして記事を作成し、それを見た方たちから「見たよ!」と声をかけてもらうたびに、地域のひとに温かく迎え入れられていることと、地域に貢献できていることを実感でき、とても嬉しかったですね。ほか、協力隊とは別に、個人の活動としてスーパーフード「モリンガ」の栽培や加工も行い、現在も継続しています。これも地域のためにと始めた活動で、山口市に新たな名産を誕生させたいという想いが根底にあります。

現在の状況・感想

 地域おこし協力隊は1年半で卒業し、現在は山口市小郡にある産業交流スペースMegribaの施設長兼インキュベーションマネージャーとして、山口市で起業したい方の支援をしています。地域おこし協力隊として活動する中で、山口市に一番必要なのは、若い人の仕事をサポートすることだと気づきました。中でもスタートアップのお手伝いが面白そうだったので、Megribaの門を叩いたというわけです。実際にスタートアップの支援を始めたところ、大きな事業にもスモールビジネスにも関わることができ、毎日がすごく充実しています。都心では人もお金も大きく動く大規模な起業に偏りがちですが、山口市では主婦の方や定年後に第二の人生を歩み始める方の起業にも携われます。これは山口市がスモールビジネスでも成功できる、暮らしていけるポテンシャルを有していることの証だと思います。ただ、今後は若い世代の起業家をもっと増やしていきたいです。そのためには若者の意識改革からしないといけませんので、その一歩として大学や高校と連携したいろんな授業を始めたところです。

移住後、地域にはすぐになじめましたか?

 これまでいろんなところを転々としてきましたが、全く知らない人ばかりの土地に行くのは初めてだったので多少不安はありました。ただ、私の場合は地域おこし協力隊としての移住で、しかも若者が少ない鋳銭司地域への移住でしたから、「来た来た!」という感じで歓迎してもらえました。それに、立場上、市の関係課や移住者コミュニティのようなところにはアクセスしやすかったので、それもすんなりとなじめた理由だと思います。地域おこし協力隊ではなく、普通に移住する場合は、まずコミュニティを探すことから始めないといけませんから、そういった面ではなじむのに少し時間がかかるかもしれません。

山口市に住んで戸惑ったことは?

 冬の寒さです。これまで雪が積もるという経験があまりなかったので、最初は戸惑いましたが、今はもうすっかり慣れました。もう一つは、野生の猿の多さです。以前は鋳銭司に住んでいたのですが、移住してきた当日に猿の集団に出会い、びっくりしました。関西でも山にはたくさんいるのですが、こちらでは人里にも現れるので衝撃でしたね。でも動物が身近に感じられると前向きに捉えています(笑)。

山口の魅力は?

 一つは交通の便がいいところです。新幹線も停まりますし、空港も近いですから、関東・関西まですぐです。そして、利便性がありながら、いい意味で田舎という点も魅力です。「いい意味で田舎」とは、田舎すぎないというだけでなく、山口市の規模感からもそう感じています。20万人近いの都市である山口市は、経済が十分に回り、かといって人がすごく多くて大変ということもない、つまり「ちょうどいいまち」なんです。あとは、人との距離感を考慮した移住地選びができる点も魅力です。地域の方と密接に関わりたいなら南部エリアや北部エリアを、密な交流を望まないなら街なかエリアをと、選択肢があるのはすごくいいと思います。でも何よりの魅力は、やっぱり山口市の皆さんは比較的穏やかという点でしょうか。起業という観点では時にプラスに作用しない場合もありますが、人間関係が円滑に進められるので暮らしていく上ではこの上ないメリットだと思います。

移住を考えている人・移住してきた人にアドバイスを

 働く場所がないからと、山口市への移住やUターンを躊躇しているのなら、それは間違いかもしれません。山口市には、仕事はありますし、自分で仕事を創り出すこともできます。田舎はどこもそうなのかもしれませんが、起業にチャレンジする人が少ない分、新しいことをやりたい人からすれば逆にチャンスに満ちています。さらに、山口県、山口市は起業へのサポートがとても充実しているので、起業を目指す方にとっては最適の地だと思います。何かやりたいことがある方は、ぜひ一度、Megribaにお越しください。精一杯サポートさせていただきます。

 

 

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