先輩移住者の声
いつ・どこから・なぜここに?
生まれも育ちも滋賀県で、京都の芸術系大学を卒業するまでずっと実家暮らしでした。卒業後は大阪のデザイン会社でデザイナーをしながら創作活動を続けていましたが、もっと広い世界で挑戦したくなり2019年に東京へ。フリーのデザイナー、イラストレーターとしての活動を経て今の作風にたどりつき、そこから創作活動に没頭するうちにだんだんと東京を離れたいと思うようになりました。もともと東京にずっと住むつもりはありませんでしたし、東京でできることは全部やり切ったという思いもありました。それに、作品を描き上げることが優先で生活が二の次になってしまっていたので、人間らしい生活を取り戻すためには移住しかないと考えました。
どうせなら自分の好きな場所へ引っ越そうと、半年くらいかけて西日本のあちこちを回りました。実は当初、山口県は候補になかったんです。福岡に行き、そのついでにと足を延ばしたのですが、下関駅に降り立った瞬間に「ここだ!」と強く感じたんです。その後、東京に戻ってから有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」に相談に行き、移住フェアに参加後、移住ツアーで山口県内のいろんな市町を回りました。実際に自然の豊かさや人々の温かさに触れ、やっぱり山口県しかないと思い、2025年3月に山口市に移住しました。
ちなみに数あるまちの中から山口市を選んだ理由は、知人から紹介してもらった古民家がたまたま山口市にあったからです。古民家自体も素敵で気に入りましたし、何より以前住んでいらっしゃった方も絵描きだったそうで特別なご縁を感じました。直感とご縁に引き寄せられた山口市への移住は、結果的に大正解でした。
現在の状況・感想
古民家のひと部屋をアトリエにし、創作活動に励んでいます。ただ東京にいた頃ほど根を詰めてはおらず、日々の暮らしを大切にしながら作品づくりに向き合っています。喧騒から離れ、満員電車から解放され、すぐそばに自然が感じられて…といった環境も含め、人間らしい暮らしを取り戻せたことで、以前より創作意欲も高まりました。自分の心に宿る愛や悲しみ、静寂、祈りなどの感覚をそのまま描き留めるのが私の作風ですが、山口市で暮らすことで今後どんな進化を遂げていくのか今から楽しみでなりません。
お仕事に関しても順調です。絵のオーダーは、もともと私の絵を知っていらっしゃる方や、SNSで私の絵を見て気に入ってくださった方から受けることが多いので、移住によって受注が減るといった影響はほぼありません。ただ以前より気持ち的にゆとりが生まれたので、今後はもっと受注を増やしていきたいです。私の絵が一人でも多くの方に届き、心に寄り添う存在になってくれたら嬉しいです。
生活面においてはとにかく充実しています。理想としていた穏やかで、ゆったりとした人間らしい暮らしが手に入り、友だちからは「雰囲気が丸くなった」といわれるくらいものすごく癒されています。よく「何でもそろう都会に比べて田舎暮らしは不便ではないか?」と聞かれますが、そんなこともありません。私が暮らす地域は山口市の中心部にあり、いわゆる市街地です。スーパーや駅、病院、市役所など全て徒歩圏内にあるため、運転免許がなくても困ることがないんです。ちなみに歩いて行ける距離に温泉があるので、しょっちゅう利用しています。
山口市の魅力は?
まずは空気がきれいなことです。都会では重苦しさを感じることもありましたが、山口市では全くそれを感じません。それと、人がゆったりのんびりしているのも魅力です。東京ではみんなせかせかと忙しく、息つく暇もないような印象がありましたが、山口市の人は皆さんすごく穏やかで優しく、温かいと感じます。駅の案内所の人は親切に対応してくださいますし、歩道橋や地下道ですれ違う人が気さくに話しかけてくださったりなど、いろんな場面で山口市の皆さんの人の良さを感じています。あとはやっぱり食べ物がおいしいところですね。特に野菜や魚の新鮮さにはびっくりしています。うちは井戸水を浄水しているのですが、水のおいしさにも驚きますよ。
これからの目標・夢は?
都会での時間に追われる毎日から抜け出した反動で自由を満喫できています。そろそろ自分の軸をどう置くかも考えたいと思っていて、今は生活の比重が大きくなっているので、もう少しだけ絵にシフトし、自分にとっての理想的なバランスを確立していきたいです。
移住を考えている人にアドバイスを

山口市への移住をお考えの方はまずは市の窓口に相談してみてください。サポートが手厚いのはもちろんですが、市の業務にも協力される先輩移住者さんの連携もすごいですし、移住者同士のネットワークもしっかりしていてとても心強いです。もしまだ移住先に迷っているなら、一度山口市に足を運んで先輩移住者さんたちと一緒に市内各所を巡ってみてください。まちのいろんな魅力に気づくことができ、きっと山口市が大好きになりますよ!
















